やっちゃば士の経営を楽しむブログ
やっちゃばに勤務するサラリーマンのブログです。
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やっちゃばの士

Author:やっちゃばの士
井上敬裕
1972年生まれ
千葉県浦安市在住
岡山県出身
血液型O型
家族;妻、長女、二女、三女
趣味;クラッシック音楽鑑賞

とある青果会社の管理職をしています。

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目立つ力
 久々に勝間さんの本を読みました。やはり、勝間さんの本は清涼飲料水のような魅力があります。香山リカさんの『しがみつかない生き方』にあるように、距離をおいて勝間さんブームを見つめていますが、やはり経営戦略の面(この場合の経営とは企業に限定されない)からみた勝間さんの発想は、正論だと思います。

 ところで、「目立つ」ことについて。バランスが重要ではないかと思います。バランスとは、注目と実力のバランスです。



①実力がなくて目立つだけだとしらける
②実力があるのに目立つ努力をしなければチャンスを失う



ので、実力をつけながら自分を売り込む姿勢が必要です。


ところで、もうちょっと前になりますが、私はブログの自己紹介やタイトルから中小企業診断士や社労士といった資格を外しました。資格は持っていても、それで食べているわけではないし、実力があるわけではありません。何だか、学歴を披露するようで、見方によっては「それがどうした」という気分になるのではないかと自分ながらに恥ずかしくなったからです。

勝間さんの本に『起きていることはすべて正しい』というのがあります。私の生きてきた現在までの結果で、誰にでも公言できることはプロフィールに書いてあることがすべてです。もちろん、ステップアップしたいという気持ちは溢れるほどあります。ただ、


目立たないところでの努力と成長


なくしては、目立つことはできないというのが逆説的ですが、実際のところではないかと思うものです。

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ブランドの成長
 昨日、何の番組だったか忘れましたが、新たな特産品に取り組む宮崎県の職員と東国原知事の活動が放送されていました。その中で、東国原知事の宮崎ブランドの課題についてのコメントが印象的でした。

私(東国原知事)のキャラクターがなくても売れるようになることが必要

今まで続く宮崎ブームに火をつけたのは、東国原知事で、いまだにその影響力は大きいと言えます。知事のキャラクターと特産品の優れた品質が掛け合わさって強力な宮崎ブランドが生まれました。その両輪の片方がなくなった時、すなわち東国原知事が宮崎県知事を辞めても宮崎ブランドの価値が向上し発展していくのかどうかということが問われてくるのです。

ブランド(brand)というのはもともと烙印

という意味で、

優れた牛を他の牛と差別化するために額に押した烙印が語源です。これが、モノやサービスに転じて利用されるようになったのですが、ブランドには

①出所表示機能
②品質保証機能
③価格形成機能


④ファン(価値)形成機能(私が勝手に作った言葉です)

があります。宮崎ブランドについて当てはめれば

①宮崎県の特産品
②おいしい。健康など
③高い(太陽の卵など)
④話題性、親近感、あこがれなど


このうち④がどのようになってしまうかというのがちょっと気がかりです。東国原知事から独立してやっていくためには、真の宮崎ファンを育てていく必要があります。

宮崎ブランドは東国原知事によってものすごいレバレッジがかかりました。レバレッジを働かせるのはブランド作りにとって必要ですが、それは作り手の意欲と熱意、知恵によって作っていくものです。何度も試行錯誤しながら、徐々に成功を積み上げていくブランドは本物です。なぜなら、成功のノウハウ(技術、マインド)をその過程で身につけていくからです。このノウハウがどれだけ育てることができるかが勝負になると思います。


ブランドを守れ
 8月も終盤を迎えて、市場には「つがる」りんごの新物が多く入ってくるようになりました。「つがる」と聞くと青森県を連想しますが、「つがる」は品種名であり登録商標ではありません。この時期の「つがる」の産地は長野県や山形県で、青森県産が出てくるのは1ヶ月ほど経ってからとなります。先日温暖化でりんごの産地の地図に異変が起きているというニュースが出ていましたが、本来ならば、同品種のりんごの産地は南から北に季節の進行とともにシフトしていきます。

 さて、ここのところ産地偽装の問題が後を絶ちませんが、先日も、青森県のりんごジュース加工の会社が、中国から輸入した中国産のりんごを青森産と偽ってジュースの原料に用いていたという報道がありました。コストが合わないのでそのようなことを行ったようなのですが、これにはちょっと驚きました。なぜなら、市場の中国人たちに言わせれば、中国のりんごは日本のりんごと較べてはるかにまずいということなのですから、青森ブランドのまずいりんごジュースはちょっと想像するのが難しいです。

 ところで、中国と青森県と言えば、中国での「青森」という商標権を巡る一悶着があります。青森りんごは中国では大変人気で、高く飛ぶように売れています。国内の販売が伸び悩む中、産地は輸出に活路を見出しています。何年か前、青森県産りんごを中国に輸出しようとしたところ、中国ではすでに「青森」という商標登録がされていて、輸出するりんごに青森産という表示をすることができなくなってしまったのです。


 中国での商標権登録は日本と同じく「先願登録主義」を採用しています。つまり、先に登録申請した者が勝ちというルールです。CDなどのコピー商品(いわゆる海賊版)が中国で出回ることは日常茶飯事ですが、商標に関しても、日本の商標を先回りして中国で登録申請する者が後を絶たないと言われています。このような問題が起こる原因として、知的財産法がそれぞれの国ごとに定められている点にあります。つまり、日本の商標権は中国など他国には及ばないのです。


 中国での青森ブランドを巡る攻防に関しては、中国商標局が青森県の言い分を認めたため、青森県は青森ブランドを取り戻すことができました。中国では、広く知れ渡った地名の商標登録は禁止されており、今回の件は中国が「青森が広く知れ渡った地名」だと認めたことになります。実は似たような商標はいっぱいあって、讃岐、佐賀など日本の地名がそのまま商標として認められているようです。

 商標権に限らず、特許権、実用新案権、意匠権、育苗権など知的財産権の保護は、経済がグローバル化している現代にあっては重要です。特に、国内農業はただでさえ縮小傾向にあるので、農業に携わる人たちのモチベーションを低下させるような知的財産権の侵害はぜひとも避けたいものです

顔の見える商品
 「顔の見える農産物」がなぜいいのでしょうか。それは、直接的にはトレーサビリティがはっきりとわかるので消費者の安心、安全意識につながるからということですが、間接的にはその農産物がブランド価値を持つからということになります。

 ところで、ブランドとは、ある商品・サービスを象徴するもののことを言います。漠然としたイメージでは、メーカーや商品の名前やシンボルマーク、商標などを思いつくのではないでしょうか。それでは、地域のおじさんが作っている農産物がなぜブランド価値を持つと言えるのでしょうか。

 ブランドはどのようにして作られるかという前に、ブランドの機能を考えてみたいと思います。ブランドの機能として主に次の3つを挙げることができます。

①商品出所表示機能
②商品品質保証機能
③価格形成機能


 これらの機能は互いに関連していますが、ここでは商品出所表示機能を第1に考えてみたいと思います。ちょっと例を挙げてみます。次のどちらに惹かれるでしょうか?

A 近所の田中さんが作ったトマト  1コ80円
B 九州の福岡県で生産された有機トマト 1コ160円


 商品のインパクトとしては、Aの方が強いのではないでしょうか?確かに価格はBの方が高いのですが、高いから価値があると思う人ばかりではないはずです。千葉県の田中さんが住んでいる町の人から見れば、Aの方が商品の出所のイメージがはっきり見えるのでAの方に惹かれてしまうのです。このことからブランド形成の第一歩は商品の出所をはっきりさせるところから始まることがわかります。

 それでは、Bはどのようにしたらブランド価値を高めることができるでしょうか。売り場、品質、価格を変えなくてもブランドを上げることが可能です。それは、生産者を顔写真入りではっきりと明示するのです。つまり、出所をクローズアップすることにより、ブランド価値を高めることができるのです。

 高級料理店のメニュー表に「○○県○○産のフルーツトマト」というように、料理の素材である野菜や魚、肉に出所をはっきり書いていますよね。具体的にその産地が有名なのかどうかわからなくても、このように表記されるだけで何だか商品が高級な価値を持っているように感じた経験が誰にでもあるのではないでしょうか。このようにブランディングの第一歩は出所をはっきりさせるということにあるのです。もちろん、品質が悪ければ逆にブランディング化ができなかったり、ブランド価値が失墜することになります。

 ところで、ブログ上で交流のある鹿田尚樹さんは個人ブランディングのためには、ブログを実名で公表することが必要だとおっしゃっていますが、これもブランディングの第一歩は商品の出所を明らかにすることからという、ブランドの機能の基本を物語っていると言えるでしょう。

ブランド価値を守る
 先日あるやっちゃばの知り合いから大量の宮崎マンゴーを頂いたのですが、触ってみると熟しすぎていて柔らかくなっていました。宮崎マンゴーは東国原知事のPRもあってかブランドイメージも向上し、スーパーでは1コ2000円程度で売られる高額商品となっています。それと同じマンゴーなのですが、柔らかくなってしまうと商品価値を失ってしまうのです。

 家に持って帰って食べてみましたが、味に遜色はなく、ジュース用に考えるとちょうどいい感じです。会社としては大きなロスなので、何とか販売できないものかと考えてみましたが、逆に販売しない方が販売戦略全体から見ると正解ではないかという結論に達しました。なぜなら、B品を販売することによってブランド価値が低下するおそれがあるからです。

 八百屋さんは、ロスを出さないようにするために売れ残った商品や、B品は売価を下げて完売するようにするのですが、それらは単価の低い商品でこそ効果が現れます。逆にブランド品の売れ残りや、B品をディスカウントして販売するとします。そうすれば完全ロスをなくすことは出来ると思いますが、逆にお客さんに高価なブランド品も安く手に入れることができるという思いを抱かせてしまいます。お客さんから見れば特な話ですが、一度安く手に入れたお客さんは、正規の値段で品質のいいブランド品を買おうとは思わないものです。もしかして誰もがマンゴーが柔らかくなるまで買わずに待っている状態が生じるかも知れません。したがって、ブランド品のB品は売価を下げてストレートに売るのではなく、販促用にカットするとか、ジュースにする、または、業務筋に売るなどの工夫が必要だと思います。

 この間、テレビ番組で「夕張メロン」誕生の物語を放送していましたが、夕張メロン生みの親の方の言葉「青果物は芸術品ではなく商品である。品質にバラツキがあってはならない。品質を守るため、お客様には産地直送でお届けします。」が印象に残りました。ブランド価値を築き、守るためには妥協のない努力が必要です。


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