やっちゃば士の経営を楽しむブログ
やっちゃばに勤務するサラリーマンのブログです。
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やっちゃばの士

Author:やっちゃばの士
井上敬裕
1972年生まれ
千葉県浦安市在住
岡山県出身
血液型O型
家族;妻、長女、二女、三女
趣味;クラッシック音楽鑑賞

とある青果会社の管理職をしています。

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大手流通の野菜値下げは自作自演か
 ここのところ天候不順で野菜の価格が高騰しています。なぜ天候不順になると野菜の価格が高騰するかと言えば、


出荷できる野菜の数が少なくなる→需要>供給


となるからです。まあこれは誰でもわかることなのであえて説明する必要もありませんが、今の時代にあっては天候以外に人為的な要因があるように思います。人為的な要因とは


①契約栽培の増加
②契約取引の増加


です。ここのところ市場価格の変動の幅が一昔前に比べて大きくなっています。このことは、供給量(フリー在庫)が昔より少なくなっていることを意味しています。つまり、不作時においては購買力に勝る大手スーパーが契約栽培あるいは契約取引により本来市場に流通するべき野菜を寡占してしまっているために、そこから漏れた野菜の数量が少なく価格が急高騰するというしくみです。したがって、野菜高騰の原因には大手スーパーの動きが大きく関係しているのです。

 今日大手スーパーが野菜を値下げして販売するというニュースが流れていましたが、私から見ると自作自演にしか見えません。
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増収増益の夢
 私の会社の取引先のほとんどが大手スーパーマーケットです。特に食品スーパーがその中でも多くを占めていますが、元気な食品スーパーは毎月のように新店舗をオープンさせていきます。少子高齢化が進み、マーケット全体の売り上げが伸び悩む中にあって、新店舗をオープンさせていくその根拠はどこにあるのでしょうか。今の出店の特徴を見ると、

①人口が増えている地域に出店する
②集客力のある地域あるいは店舗の近くにあえて出店する(ガチンコ勝負)


などがあるようです。店舗を増やしていけば

①当然売り上げが増える
②仕入れのスケールメリットが生かせる
③人口減地域の店舗の売り上げ減少をカバーできる



などのメリットがありますが、その裏には規模拡大による増収増益にこだわるチェーンストアの体質があるような気がしてならないのです。食品スーパーというビジネスモデルにおいては他社との差別化が難しいです。特に商品の品揃えについてはどこのスーパーも基本的に同じです。生鮮品やベーカリーなどは鮮度や品質に多少の違いがあるかもしれませんが、食品という単価の低いものなので他店の商品との代替性が高いのです。したがって、差別化の決定的な要因として「価格」に頼らざるをません。「価格力」を求めていくと、新店舗を増やしていく戦略はどうしても必要になっていくのです。

 ただ商品には原価がありますので、スケールメリットには限界があります。また市場は成長していないので、一定のパイの奪い合いを価格力によってしているにすぎないとも言えます。首都圏で出店を進めるあるスーパーの収益状況を見てみると、企業としての売り上げは増えているが、一店舗当たりの売り上げは減っているとのことでした。

 スーパーというビジネスモデルは何十年も前と同じことをやっているのが現状です。つまり、イノベーションを起こしにくい労働集約的なビジネスモデルなのです。IT技術の導入により、マーケティングやオペレーションシステムは進歩しているのは間違いないことですが、根幹の部分は何も変わっていません。そのようなスーパー業界にあって唯一フロンティアが店舗を増やしていくことです。ただ新店舗のオープンにフロンティアを夢見続けることが果たして正しいことなのかどうかはわかりません。新店舗を出店して増収増益を図っていくことがずっと続くとは思えないからです。
地産地消
 農産物流通のチャネルミックスが重要だと先回の農産物と流通で述べましたが、「顔の見える農産物」として卸を介さない流通について、直売と産直を同じ意味で捉えている人がいたので、ここでは直売あるいは地産地消について考えてみたいと思います。

 フードマイレージという観点から見ると、直売と産直はまったく異なります。フードマイレージとは産地から消費地までの商品の移動距離のことです。フードマイレージは、①環境面②品質面③コスト面から短ければ短いほどよいとされています。したがって、直売を含む地産地消はフードマイレージがもっとも短くなるので、①②③について大きなメリットがあります。

直売 フードマイレージが短い
産直 フードマイレージが長くなる場合もある

 さて、地産池消のもたらすもうひとつのメリットを考えて見ます。先にあげたのは、農産物を売る側と買う側という直接的なメリットですが、実はこれによって生じる2次的なメリットがあるのです。それは、地域の人々の交流を活性化し、子供たちの食育などに好影響を与えるということです。そして、町や村が活性化し、生き生きとしてくるのです。まさに正のサイクルが生じ、経済の問題から社会の問題までも解決してくれる可能性をもっているのです。
 
 
 今の時代はインターネット真っ盛りで、私たちはより広範囲な顧客の獲得を試みようとしますが、いいものがあるなら、隣近所の人に勧めたりすることも大切なことではないでしょうか。宅急便で遠くの産地から有機野菜を取り寄せるよりも、近くの人が畑で育てた野菜を食べることのほうが、とても価値があることのように思います人と人がモノを通してつながる、これほどすばらしい、レバレッジの効いた体験はないのではないでしょうか。
夢のロス率ゼロ
 先日、テレビでCAS冷凍庫という画期的な冷凍技術をによって開発された冷凍庫が紹介されていました。「冷凍品は生鮮品に劣る」というのが、今までの常識でしたが、この冷凍庫で保存した冷凍品は解凍してもフレッシュ品と何ら変わらない品質なのです。

 冷凍品の課題は、冷凍により食品の細胞が壊れてしまい、解凍すると細胞内の水分が抜け落ちて、元の味や品質を保てないことにありました。(これをドリップといいます)また、表面に異冷凍焼けなどが生じるという問題もありました。私も、前職の水産会社時代、輸入冷凍水産物を、一流レストランのシェフに売り込みに行きましたが、冷凍というだけで相手にもされませんでした。一流レストランでは素材の新鮮さを重要視するので、冷凍品は味と品質、風味などにおいてフレッシュにかなわないのです。CAS冷凍では電磁波を使って、細胞を壊さないように冷凍保存ができるというのです。


 さて、私はやっちゃばで働いてて、ロスの多さによる収益の減少と,ロスを避けるために労働者が青果物に振り回されて、かなりハードな労働環境におかれていることが、この業界の問題だと思ってきました。長時間はたらいたわりには儲からない。これでは若い人は希望が持てないと思うし、やっちゃばで働く人たちの働くモチベーションも上がりません。他の業界の人と較べてモラールも低いのではないでしょうか?何とかしたいです。今回のCAS冷凍技術で、生鮮品の商品ライフサイクルと、労働環境を解決できるのではと思ってしまいました。
質か、量か
 生鮮業界に限らず、卸売業界で、現在の厳しい情勢の中、生き残っていくところの特徴として、2つの特徴があります。

①規模の経済性と商品のフルライン化
問屋の最大の特徴は、品揃えの多さにありますが、付加価値率が小さいので、多くの在庫を抱えていくためには、ある程度の資金力がなければなりません。小さな問屋さんがつぶれ、大きな問屋が小さい問屋を買収していくのはこのためです。問屋は大きくなれば、メーカーにも、小売にも価格交渉などで有利な立場に立つことができます。小売からすれば、大きなところ一社に任せたほうが効率的です。

②専門性の高い商品、ニッチ分野の商品
商品アイテムを絞り、得意な分野、独自の仕入れルート商品のみを扱います。売り先は小規模店や専門店、あるいはフルライン問屋などになります。

①も②も、問屋に限らず、一般的に商売で成功する条件だと思います。もちろん、両方あれば、それに越したことはありませません。ただ、①のほうは、労力の割には、儲からないといなあという気持ちがするのではないでしょうか。


 商売に限らず、人生の成功についても、量→質よりも、質→量のほうが効率がよく成功しやすいのではと思います。なんと言えばいいでしょうか、心にかかる負担が少ないのです。ただ、最初から「質」で勝負できるわけではありません。「質」を磨くためには努力が必要です。優れた絵描きが何度もデッサンするように、一流のプロ野球選手が猛練習するように、優れた「質」の背後には見えない「量」が隠れています。「量」をこなすには、パワーがいります。「投入した割には、結果がついてこない。」この修羅場を何度も越えていく覚悟と決意が必要です。 



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