やっちゃば士の経営を楽しむブログ
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やっちゃばの士

Author:やっちゃばの士
井上敬裕
1972年生まれ
千葉県浦安市在住
岡山県出身
血液型O型
家族;妻、長女、二女、三女
趣味;クラッシック音楽鑑賞

とある青果会社の管理職をしています。

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ジュリアン・ソレル症候群
 ここのところ、青年の殺傷事件が多いように感じます。1990年代は、青年よりも少年の犯罪のほうが多くあったような記憶があります。少年の犯罪は、親とのかかわり方が重要な影響を及ぼしていると私は考えますが、最近の青年の犯罪は、親とのかかわり方以上に、社会とのかかわり方が大きな影響を及ぼしているように考えます。


 格差の壁に絶望する若者


 私は、こういった青年たちの心の中をのぞいてみると、フランスの小説家スタンダールの代表作である『赤と黒』の主人公ジュリアン・ソレルという自尊心の高い青年の姿と重なって見えます。『赤と黒』は今ではあまり取り上げられないように感じますが、高校生のころ読んだものの中で、ゲーテの『若きウェルテルの恋』とともにもっとも興奮した古典文学でした。


 小説の舞台は革命前のフランス。貧しいきこりの息子であるジュリアンは、ナポレオンを崇拝する自尊心と野心に満ちた少年で、その美貌と才能により、出世していきます。やがて、町の有力者の婦人と不倫関係になりますが、それがばれて、婦人が自分の見方になってくれないとわかると、その婦人に対して殺意を抱くようになります。彼はあくまでも貧しいきこりの息子であり、身分社会では何のバックボーンもない孤独な存在です。自分の才能が身分社会の壁に対して全く無力であるということがわかり、彼の高い自尊心は支えを失って、暴走します。


 私はこの青年の姿と、神童から凡人、脱落者へと失速していく現代の青年の姿が重なって見えます。つまり、小学校では成績もトップだったが、中学、高校、大学、社会人と、上のレベルのものに追い超され、過剰な自尊心だけが残っている青年たちの心です。


俺はもっと本当はできるんだ。評価されるべき存在だ。


 こういった心自体は悪いものではありませんが、閉塞した人間関係の中では、この心が暴走していく危険性があります。彼の良さを認めてあげる、受け入れてあげる存在が必要です。親でも友達でも、彼女でもいい。最後のフックを失った彼にとって、格差社会は底なしの絶望社会と映るでしょう。自尊心は支えを喪ってしまうからです。

赤と黒


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