やっちゃば士の経営を楽しむブログ
やっちゃばに勤務するサラリーマンのブログです。
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やっちゃばの士

Author:やっちゃばの士
井上敬裕
1972年生まれ
千葉県浦安市在住
岡山県出身
血液型O型
家族;妻、長女、二女、三女
趣味;クラッシック音楽鑑賞

とある青果会社の管理職をしています。

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お歳暮の峠を越えて
 12月も半ばを過ぎました。前半は果物のお歳暮ギフトでとても忙しくしていました。不況とはいえ、多くの人がお歳暮を贈るものなんだということを改めて実感しました。私の会社は、デパート、スーパーのギフトを扱っていますが、デパートの落ち込みは大きく、スーパーも昨年より減っています。ただ、リーズナブルな価格帯の商品は逆に数量が増えているものもあり、「安くてもいいから何か贈り物を」という贈り手の心の内が読めるような気がします。

 さて、青果物のギフトを扱っていると、必ず傷み、クサレなどのクレームが発生します。青果物は傷みやすいので、宅配便が届いてからすぐに開封しなかった場合、ロスが発生する確率は高いです。したがって、価格もある程度ロスを見込んだものにしなければなりません。また、クレームが悪意によって起こる可能性もあります。商品がどのような状態になっているのかは、お客さんのみぞ知るというのが、ギフトの宿命です。


リンゴが1個腐っているだけで再出荷。リンゴが12個セットだった場合、11個はタダで得ることになる


ギフトというビジネスが成り立つためには、


善意と信用


という前提が必要です。情報の非対称性を埋めることのできるものは、信用しかないのです。青果物のギフトビジネスが成り立つということは、善意と信用がある社会であるということもできます。

 先日、つかの間の休日、ディズニーシーへ行ってきました。ここのビジネスも善意と信用によって成り立っていると言えます。また、誰もが善意と信用を取り戻す雰囲気を持っているので、正のスパイラルが起こってますます気持ち良くなるのがディズニーリゾートの大きな魅力であると思います。

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卸売市場はいらない論について
 赤松農相が卸売市場の強化が必要だと述べたことに対して、あるコンサルタントのブログでは、卸売市場の強化は時代に逆行しており、卸売市場は零細小売店や飲食業のためにしか存在価値がないという意見が述べられていました。

確かに、卸売市場の取扱高は年々減少傾向にあります。しかし、今もなお、青果物の7割以上は卸売市場経由で流通している事実を考えると、卸売市場の果たしている役割は決して低いとは言えないのも事実です。

 上記のコンサルタントのように卸売市場について、

①中間マージンにより消費者は高い買い物になる
②セリにより生産者は安く買いたたかれる


のようなまるで市場は悪者のような言い方をするコンサルタント、マーケッターという肩書きの人が結構いるものです。この人たちは一方向からしか市場の機能を見ていないのではないか、また、現場で働いたことがないので、生鮮品の特徴や、物流、加工のことが全く分かってないのではないかと思うことがよくあります。

 物流の基本として、小売店に商品を単品で届けることは、ロットの都合上コストが高く、小売店側の荷受業務も複雑になるため、ほとんどありません。したがって、小売店の商品カテゴリーごとに商品をフルライン供給する業者にしぼって納品が行われるのが普通です。産地から、個々の青果物を直接小売店に届けるとなると大変なことになり、それこそ発注荷受業務を行う店の社員からは悲鳴が聞こえてくることになるでしょう。

 大規模なスーパーになると、物流センターに一度商品を集めてから、各店に商品は配送されます。センターで商品の仕分けが行われるのですが、青果物は段ボールや、コンテナの形が多種多様で、とても扱いにくく、センターでは嫌がられるものです。したがって、市場の中にセンターを設けている大規模小売業者もいます。

 このように考えてくると、市場は小売店の物流センターであるとみることができます。頭のいい大手流通小売業者は、あえて卸売市場の中に青果専門の物流センターをオープンさせています。既存の物流機能を使った方がコスト的にも安上がりです。高速道路のインター付近に大規模物流センターを作るのがいいという一律的な発想はいかがなものでしょうか。

 卸売市場の役割については、まだまだいっぱいあって書ききれませんが、市場の誤解に対して誰も反論しないので、たまに書いていきたいと思っています。ちなみに、青果物においてセリ販売はほとんど行われておらず、取引の9割以上が相対取引です。いまだにセリが行われているいうコメント自体、何も知らないいい加減なコメントだと思わざるを得ません。

 




柚子は野菜?
 まもなく冬至です。この季節は、柚子の香りで満たされるのですが、流通では柚子は果物ではなく、野菜として扱われます。

柚子は柑橘類
だが

流通カテゴリーは野菜

柚子と同じような例に、スダチがあります。なぜだろうかと考えたときに、その食べ方の用途に原因があるようです。

柚子もスダチも野菜と一緒に料理することが多いですね。デザートで単独で食べることはあまりありません。最も最近は料理の素材の生かし方も多様で、りんごのてんぷらや、トマトのゼリーもあるようで、果物と野菜の素材としての垣根がなくなってきているようですが。

カテゴリーは素性ではなく、現実の用途で

このような発想は、他の分野でも多くあるようです。このような発想のメリットとして、柔軟なアイデア、機動的な対応などがあります。知識ではなく知恵を重要視すると言うことなるのでしょう。
不況のときこそ
 12月に入りました。ここのところ、PCを開く時間が少なくなっていますが、この時期のやっちゃばはお歳暮ギフト真っ盛り。ブログの更新も滞りがちです。今年は不況と言われていますが、お歳暮ギフトの数は昨年と変わらないばかりか、少し増えているようです。不況だから数量は減るだろうと予測していましたが、意外でした。

 お歳暮ギフトは不況の影響を受けないのはなぜか考えてみました。もちろん商品の中身は果物なので他の加工食品や日用品などの出方と多少違いを割り引いて考える必要があると思いますが、一般的に、次のような理由が考えられます。

①リピート率が高い(お歳暮を贈る人は毎年の習慣になっている)
②不況な時こそ、人の縁が大切


②について。不況の年の初詣の参拝客は増える傾向がありますが、これと同じような心理効果が働くのではないかと思います。「神頼み」ならず「人頼み」。「人頼み」というと何だか見返りを求めているようですが、これは「幸福になりたい」という自然な感情だと思います。先回のブログのエントリーで「人は人との関係性の中にのみ幸福を見出す」とちょっと偉そうなことを書きましたが、まさしく贈り物というのはそのような心の表れです。自分で食べるよりも、人に食べてもらう。不況の時は、守りに入って自分の方ばかりを向いてしまいがちですが、自分で消化してしまっては発展性がありません。「人に与える」ということは発展性、将来性を買うことだと思います。

いかにお金を多く持っているかよりも、いかに多くの人脈を持っているかが需要

最近ブームの人脈本に登場しそうな台詞ですが、やはりそうなのでしょう。昨日は1冊の人脈関連本を読みました。いい内容なので、ピクアップしておきます。内容は鹿田さんのブログでどうぞ。

デキる人は皆やっている 一流の人脈術 (アスカビジネス)デキる人は皆やっている 一流の人脈術 (アスカビジネス)
(2008/11/07)
島田 昭彦

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断ることの重要性
仕事を断ること、これは簡単のように見えて実は結構難しいことです。私はサラリーマンですが、責任者ですので、営業からのプレッシャーを毎日感じながら生活しています。青果加工部門だけで独立した子会社で独立採算性なので、会社の売上が自らの給与に直結します。したがって、どうしたらより収益を上げられるか考えながら、工場長と営業マンという2つの側面を持って仕事をしています。

 さて、青果業界では営業が現場のキャパを超えた注文をとってくることがあたりまえになっています。そのため、現場がアップアップになることが頻繁に起こります。青果物は季節や天候に左右され、需給の繁閑の差が激しいので、現場の体制をマックス時に設定にすることはできないし、ミニマム時にすることも適しません。(この変動の激しさは経営の一番のボトルネックで、私が日雇派遣禁止に反対の理由はここにあります。)現場が飽和状態になっても仕事がどんどん流れてくるときのプレッシャーは相当なものがあります。「できない」と断言するのではなく、残業や外注先などに仕事を委託してできるように四苦八苦するのですが、不可能を可能にするので、「できるんだ」と思った営業はさらに当たり前のように仕事を流してきます。私自身はこれが毎日続くと結構苦しいです。

 外注先がノーと言わないので、私は仕事をできるだけ断らないようにしているのですが、そのかわり外注先にものすごい負担がかかっています。外注先の社長は365日24時間の営業スタイルを貫いていますが、自らの身を削りながらも、仕事を生き甲斐として昼も夜も働いています。昨年のこと、私は社長に負担のかかるのを知りながら、仕事の依頼を出しました。社長が不眠不休でふらふらしている姿を何度も見ました。「ちゃんと寝てよ」と声を何度もかけましたが、ある日の早朝、乗用車を運転中、高速道路の柱に正面衝突する大事故を起こしてしまいました。居眠り運転でした。その日も仕事がパンパンに入っていたため奥さんは病院ではなく、会社に直行して仕事の指揮をとらなければなりませんでした。病院に最初に行ったのは私でした。ベッドの上で社長は声を何度かけても反応しません。実は意識がないのではなく、3日間寝てなかったからです。奇跡的に小指の骨折だけで済んだのでした。

 私はこの事件を教訓に、仕事を断ることの重要性を実感しました。欠品や会社の売上がそれほど大事でしょうか。限界までがんばることは、ある面重要なことですが、それで個人の生活が大変になったり、ストレスになって休職・退職したり、病気になったり、命を落としては本末転倒です。どこまでの負荷をよしとするかは、個人、企業、業界によって異なりますが、受注のルールをきちんと設け、全社的にルールを守ることが必要です。ルールがなければ、いつの間にか基準がぶれていき、自らの首を絞めることになります。断ることは、「自分は無能力だと思われたくない」「やる気がないと思われたくない」「相手をがっかりさせたくない」と思うと、なかなかできないのですが、心を鬼にして断ることは自分のためだけでなく、会社のためにもなります。問題が共通認識されるようになるからです。勇気を持って一石を投じる自分になりたいと思っています。



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