やっちゃば士の経営を楽しむブログ
やっちゃばに勤務するサラリーマンのブログです。
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やっちゃばの士

Author:やっちゃばの士
井上敬裕
1972年生まれ
千葉県浦安市在住
岡山県出身
血液型O型
家族;妻、長女、二女、三女
趣味;クラッシック音楽鑑賞

とある青果会社の管理職をしています。

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自由経済活動を否定した社会
 ドラッカーの作品の中でどの作品が最も重要かと問われたらどのように答えるでしょうか。どの作品もそれぞれ個性に満ち溢れているが、わたしは処女作『経済人の終わり』を真っ先に挙げます。なぜなら、この本の中にドラッカーの思想の根本あるいは出発点が書かれているからです。

 今日ドラッカーの本は経営もしくは経済のカテゴリーの中で扱われることが常識になっていますが、ドラッカーの経営理論の本質は経営学、経済学を超えたところにあります。ドラッカーのマネジメント理論は「人間の本性とは」という哲学から出発しており、その点においてマーケティングのコトラー、競争戦略のポーターらの経営学者とは一線を画します。

『経済人の終わり』には自由経済を否定する社会の問題点が指摘されています。自由経済を否定する社会として


①ファシズム全体主義(ナチス)
②マルクス共産主義


が取り上げられ詳しく分析されています。ドラッカーがこの本を執筆したのは1939年で、ヨーロッパではファシズム全体主義が怒涛の勢いで勢力を広げている時でした。ドラッカーはその肉眼でファシズム全体主義とマルクス主義を見つめたのでした。

 ファシズム全体主義もマルクス主義ももともとブルジョア(資産階級)資本主義社会の問題点を克服するために生まれてきました。ドラッカーはブルジョア資本主義社会がもたらす問題として2つの問題を取り上げており、その問題に対して魔物と呼んでいます。

ドラッカーのいう2つの魔物  戦争と失業

 この2つの魔物を克服するために脱自由経済社会理論が生まれてきました。ファシズムも共産主義もヒトラーやマルクスという個人的な感情から生まれたものではなく、社会の矛盾や問題点を解決しようという民衆の心理から出てきたものであると言えます。このことは誰しもがある特殊な状況下に置かれた場合はファシズムや共産主義がめばえる可能性があることを示唆しています。

 なぜ、脱自由主義経済社会は問題なのか、それは人間の本性である「自由」を否定するからです。「自由」を失った人間はその人の持つ価値を全く発揮できなくなってしまいます。「自由」を失った社会は「喜び」や「活力」を失っていきます。ただ個々の「自由」がぶつかったとき、そこには成果(結果)を得る者とそうでない者の格差が生まれるのは避けられないことです。この格差を埋めるものがキリスト教で言うところの「愛」、東洋では「助け合いの心」「情け」と、それに基づく社会政策です。ところが「愛」が薄れた社会では、この社会政策がうまく機能しなくなります。「自由」によって「孤独の淵」に追いやられた人間は、いつしか「自由」を憎むようになります。ファシズムやマルクス主義の出発点はこの「自由を憎む心」にあります。余談ですが、テロも秋葉原の無差別殺人事件もこの「自由を憎む心」が引き金になって起っています。

 ドラッカーはブルジョア資本主義を克服する第3の道としてキリスト教社会の可能性についても取り上げています。ドラッカーはキリスト教に望みを抱いていたようですが、現実経済よりも精神の救いの方に重きを置くキリスト教にも限界を感じてしまいます。


 さて、このようにこの『経済人の終わり』は現代を生き抜く私たちがいまだ解決できていない問題について考えているという点において、極めて重要だと思います。「ドラッカーのドラッカーたる所以」がこの本の中にあります。

ドラッカー名著集9 「経済人」の終わりドラッカー名著集9 「経済人」の終わり
(2007/11/16)
P・F・ドラッカー

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ブラジル経済と日本
 ブラジルの自動車の販売台数が伸びているようです。各国大不況の中、このような全く違った動きが起こることに経済という生き物のおもしろさを感じます。この背景には、減税措置やブラジルの自動車普及率などの様々な要因があるようですが、BRICsの一画だけに大国としての潜在的な力を感じます。

 BRICsとはブラジル、ロシア、インド、中国の新興大国4国のこと。2035年には先進国を抜いて世界経済の中心になって行くと言われてきます。この4国の大きな特徴は

①人口、面積が大きい
②天然資源(食物、エネルギー)が豊富
③高い経済成長率


この要素は、いずれも日本にはないものです。日本には技術という武器があるという人がいますが、技術格差が縮まっていくのは時間の問題です。実際に日本の発言力は相対的に弱くなってきています。

 さて、ブラジルについて。私の職場には多くの日系ブラジル人がいます。彼らの仲間には仕事がないので国に帰るという人もかなりいるようです。彼らを見るたびに、北米と南米に渡った日本人移民の吉凶を思います。

北米を選んだ者と南米を選んだ者の結果はここまで違うのか

 ただ、南米の国の多くは今後大きな発展の可能性があります。ブラジルの例を見るように、今後は先進国を追い越すかも知れないのです。栄枯盛衰、未来はどのようになるかはわかりません。日本とブラジルの立場が逆転することだってあるかも知れません。

 今、日本の製造業、サービス業の労働力は在日外国人によって支えられています。一方、日本人の失業者は増えています。海外の経済力が上がれば、どうなるでしょうか。仕事を求めて、日本人が海外に出稼ぎに行くという現象が起こりうる可能性がなきにしもあらずです。外国人労働者をむげに切り捨ててはならないと強く思うものです。
「時間」と「記憶」の経済学
 先日の記事の続き。先日の記事のカテゴリは経済になっているのですが、ある本に書かれたあった面白い内容を最初は書くつもりでした。専業主婦の資産価値を考えるというのも、この本がきっかけです。

 この国の経済常識はウソばかり

 この本、とても斬新な視点から経済問題や経済現象をとらえています。勉強にもなるし、読み物として面白いです。(私がもし本を書くのならこのような斬新な発想のものを書きたいです。)

 「時間」と「記憶」そして「会計」という視点を持って著者は経済現象にメスを入れます。

記憶  人は記憶を超えることはできない。つまり、未経験、未体験の事柄に関しては真剣に向き合うことはできない。政治家は過去の成功体験がいまだに通用すると思っている。

時間  政治家は世代間(高齢者と若者)の間にある時間差を利用している。高齢者が若者の時間を奪っている。

この時間に関しては、ここに会計の概念を用いて、

世代間の減価償却モデル
資産担保成長モデル

といったようなおもしろい考え方を展開しています。現実的には悲観的な内容が多いのですが、著者の言葉には、家族と未来に対する愛情と責任が感じられ、私は非常に共感を覚えました。

この国の経済常識はウソばかり (新書y)この国の経済常識はウソばかり (新書y)
(2008/09/06)
トラスト 立木

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3つ子の魂100まで
 「3つ子の魂100まで」我が家においては、乳幼児期の子供の教育において、親の与える影響が大きいと考えています。妻は専業主婦として毎日3人の子供とともに過ごしてきました。したがって、稼ぐのは私だけで、我が家のエンゲル係数は結構高いです。

 ここのところ、人の資産価値という概念が登場することが多いようです。専業主婦は、お金を稼いでくるわけではないので、短絡的に見れば、資産価値はゼロということになるのでしょうか。

 未婚率と少子化の上昇により、昨年は『婚活』という流行語も生まれました。結婚するカップルが増えるのはいいことです。昨年ブログで『婚活時代』という本も紹介しました。ただ、ある種の違和感をこの本を読んで感じたのも事実です。それは、婚活を就職活動と同じ目線で捉えているということです。就職活動では自らのセールスポイント(能力、資格、経験など)を売り込み、企業にどれだけの経済的効果をもたらすことができるかという高い期待値を与えることが必要です。結婚をこれと同じ目線で捉えるということは、パートナーにどれだけ高い経済的な期待値を抱かせるかが結婚の目的のようになってしまっているということなのです。

 したがって、この『婚活』にはキャリアしか参加できないというハードルがあります。著者の白河さんの別の著書に『キャリモテの時代』というのがありますが、キャリアとキャリアの生み出すお金を稼ぐ能力がなければ、婚活の土俵にも上がれないということになってしまいます。

 また、婚活で成功して結婚できたとしても、子供を作らない人もいます。なぜなら、子供を育てるということは、自分を否定することだからです。自分の好きなことができない、キャリアの妨げになると考えるからでしょうか。DINKS(ダブルインカムノーキッズ)やTINKS(トリプルインカムノーキッズ)が増えているようですが、育児制度が充実していないというのは、子供を作らない本質的な理由ではないと私は考えています。

 さて、話を資産価値の話に戻したいと思います。専業主婦は資産価値がゼロなのでしょうか。もちろん働く能力はありますので、キャッシュを生み出す能力を資産価値と考えれば、ゼロというのはありえないでしょう。それでは、キャリア女性(働きながら子供を預ける女性も含む)とキャリアのない専業主婦の資産価値は大きく違うのでしょうか。

 この両者の違いは、仕事に時間を投資するか、育児に時間を投資するかの違いであるとも言えます。現在から定年退職までのキャッシュフローは断然キャリア女性の方が上です。ところが、2代、3代と後孫の世代までのキャッシュフローを考えると、どちらが上か答えを出すのが難しくなってしまいます。子供がどのように育って、どのような家庭を築くかはわかりません。つまり、個人や夫婦、家庭という次元での資産価値は予測ができても、後孫を含めた家系という次元での資産価値は予測ができないのです。

 「3つ子の魂100まで」という言葉について、この言葉は「愛情の豊かさ」「情緒の安定」が何よりも人間の心のベースになるということを教えてくれていると私は考えています。十分な光と水と栄養を受けた植物が豊かな果実を実らせるように、十分な愛情を受けて育った子供は豊かな人格を実らせます。母親以上に自分の子供に愛情を注げる存在がいるでしょうか。そうでない母親がいるのも事実ですが、祖父母も、保育園の先生も母親の愛情には勝てないものです。犬でも人間の愛情があるかないかわかるのです。ましてや、人間の赤ちゃんはどれほど愛情を敏感に感じ取っているでしょうか。おそらく、大人の想像以上に感じているのではないかと思います。

豊かな愛情とそれを軸にした情緒の安定

は、頭がいい人もそうでない人も身につけることのできる平等な人間の心のベースです。逆に言えば、様々な能力はこのベースの上に乗ってこそ力を発揮できるのです。頭が良く、収入が多くても幸せを感じることができない人が多いのは、このベースの部分に問題があるからと言えるでしょう。

 今の時代多くの人が少ない勝ち組を目指して、自己啓発に取り組んでいます。勝間和代さんはそんな人たちにとって明確なベンチマーク的存在ですが、著書『起きていることはすべて正しい』の中で4つのパーソナル資産の重要性を上げています。

4つのパーソナル資産
経験
技術
お金
人脈


勝間さんの哲学のキーワードは上記のように「自立」です。会社や地位などの固定的な資産(ストック)に依存するのではなく、自らの能力、創造力という資産こそ重要という考えです。この考えはすばらしいと思いますが、勝間さんがどのような読者を想定してこのような考えを展開しているのかということを考えてみると、キャリア人やある程度知的なレベルの高い人の姿しか浮かばないのが正直な私の感想です。語弊があるかも知れませんが、これは強者の思想です。想定外の人たちのことについては、別の方法(福祉や寄付)で取り組んでいるようですが、先に述べた「婚活」と同じように何か本質的なものにたどり着けていないように感じてしまいます。

 資産という言い方が正しいかどうかわかりませんが、大切なもの(資産)の価値観はより本質的なところへと、これから変化していくと私は考えています。つまり、パーソナル資産はより本質的な価値へ向かっての過渡期な時代の価値観なのではないかと。

地位、身分や不動産などの固定資産→パーソナル資産→新しい資産

 


定額給付金ビジネスに学ぶ
 何かと批判を浴びた定額給付金ですが、いよいよ支給を開始する自治体も出てきました。支給された給付金を消費に回す人、税金に回す人、貯蓄に回す人とそれぞれのようです。

 さて、この定額給付金を利用したビジネスがテレビで報道されていました。

12000円のコース料理
12000円のギフト
12000円で13000円分のTシャツ買い放題


など、いかに支給された給付金を使ってもらうかいろいろと企画を練っているようです。このように経済政策を前向きにチャンスとして捉えることは非常にいいことでないかと思います。

 政治的に見れば「バラマキ」「選挙対策」などとマイナス的にとらえる人も多いかもしれませんが、もらえるものはもらって、そのチャンスを最大限に有効に生かそうとするのが賢い人ではないでしょうか。

国から与えられるもの、チャンスを最大限に有効活用する

 選挙権もそうだと思います。さめた心で見るのではなく、前向きな心で受け入れるという当たり前のことを、この前向きなビジネス姿勢に学びました。




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