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やっちゃば士の経営を楽しむブログ
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やっちゃばの士

Author:やっちゃばの士
井上敬裕
1972年生まれ
千葉県浦安市在住
岡山県出身
血液型O型
家族;妻、長女、二女、三女
趣味;クラッシック音楽鑑賞

とある青果会社の管理職をしています。

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農産物と流通③
 ①と②において、農産物の流通のおおまかな現状と課題を見てきました。②で述べたとおり、国産農産物には追い風が吹いているのですが、それに十分応えきれていない状況です。弱みをどのようにして克服していくかについて考えてみたいと思います。

①安心、安全の問題
農薬に関してはポジティブリストが発表されるなど、規制が厳しくなっています。消費者もこの問題に敏感になっており、作り手の見える商品が望まれています。また、異物混入、衛生管理など食品としての管理の要求も強まっています。

・流通チャネルとしては、地産地消型、直売所型が最も「作り手の見える農産物」として適しています。

・量販店においては、パッケージにQRコードをつけて産地情報、栽培履歴情報を見えるようにする工夫が必要です。ばら売りの場合はPOPも必要です。

・流通過程においてはコールドチェーンの確立が必要です。冷蔵施設のある保管場所、保冷車が絶対条件になります。(産地、市場はこの点がまだ遅れています。)また、加工場の整備が必要です。食品工場の衛生管理基準を取り入れる必要があります。



②マーケティング力の問題
従来は、売り手より買い手の方が強い関係にありました。産直流通においても卸売市場流通においても、消費者へのマーケティングを小売業者や卸売業者に任せてきたからです。特に現代においては消費者の好みが多様化しているので、多品種小ロット化が要求され、小回りの効く対応が必要になってきます。小回りの効く対応は産地はなかなかできないのが現状です。したがって、産地においては小売業者あるいは卸売業者とより密な情報交換が必要になります。また、インターネット網の発達により、通販が容易に出来るようになり、消費者の情報を直接得ることが出来るようになりました。これにより、直接マーケティングが可能になり、商品開発が容易な環境になりました。情報と商品開発により買い手との交渉で有利な立場に立つことが可能になります。


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農産物と流通②
 先回では、農産物の流通について、マーケティングの4Pのフレームワーク作業をしてみました。今回は国産農産物を販売流通させるにあたっての内部資源分析、外部環境分析いわゆるSWOT分析を行ってみたいと思います。

①内部資源(強み)
安全性が高い(農薬問題、衛生、異物混入)
品質が優れている(鮮度、おいしさ)
トレサビリティがしっかりしている(顔が見える農産物)

②内部資源(弱み)
単価が高い(対輸入農産物)
調理などの手間がかかる(対加工食品)
品質の非均一性
不確実性が大きい(天候に左右される)
マーケティングが弱い
加工場などが未整備


③環境(機会、プラス)
中国産野菜に対する厳しい評価
食の安全・安心への関心の高まり
食育。スローフード運動
国内自給率をあげるための政府のバックアップ
民間企業の農業経営への参入
流通網の発達
情報網の発達

④環境(脅威マイナス)
肥料などの高騰、輸入がほとんど
人材不足
耕作地が狭い。土壌を作るのに時間がかかる。
農地法の規制
新規参入者による競争激化

SWOT分析をざっくりしてみると上記のようになります。この分析から国産農産物には、追い風が吹いていることがわかります。需要は高まっているが、それに十分に応え切れていないという現状が見えてきます。逆に上記のマイナス点を克服すれば、強みを発揮して需要に応えることが出来るようになると考えられます。