やっちゃば士の経営を楽しむブログ
やっちゃばに勤務するサラリーマンのブログです。
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やっちゃばの士

Author:やっちゃばの士
井上敬裕
1972年生まれ
千葉県浦安市在住
岡山県出身
血液型O型
家族;妻、長女、二女、三女
趣味;クラッシック音楽鑑賞

とある青果会社の管理職をしています。

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中小企業診断士本 『高校生でもわかる日本経済のすごさ!』
 今回から、診断士の書いた本についてブログで紹介したいと思います。三橋貴明氏の『高校生でもわかる日本経済のすごさ!』です。三橋氏の著作を読んだのは今回が初めてですが、彼は2ちゃんねるから作家デビューした異色の診断士です。肩書きは診断士よりは作家もしくは経済評論家がふさわしいと思います。

 三橋氏の得意な分野は経済分野で、十数冊の著作のほとんどが経済関連です。その特徴は日本経済楽観主義とマスコミの偏向報道への批判にあります。世論とは逆の意見をずばりというその斬新さは読んでいて面白いです。保守的な反権力者(マスコミは第4権力とも言われる)といった感じです。

 本書は、「高校生でもわかる」という副題が付いていますが、いわゆる「~~がわかる本」といった解説本とは一線を画します。章が4つで、章の中に節がなく、その結果章がとても長くボリュームのあるように感じさせるところがあるのが特徴です。

第1章 消費税は上げる必要はないのです。

政府の借金は、日本国民の債権であるため、借金(国債)が増えても問題ないし、消費税を上げて借金を返済することはナンセンスだと言います。

第2章 円高で経済破綻するなんて、大嘘です。

日本経済に対して、輸出が及ぼす影響は小さい、なぜなら、外需依存というのは根拠がないからと言います。この論に関して、私はGDPの計算式にトリックがあるのではないかと思ってしまいます。

GDP(支出面)=個人消費+政府消費+公共投資+民間設備投資+(輸出-輸入)

上の式に関して。日本は輸出大国であると同時に輸入大国です。従って()の中(純輸出)が相対的に小さくなるのは当たり前です。また、輸出で稼いだお金が、所得や税金として個人消費に回るのですから、純輸出のGDPに占める割合が小さいから外需依存はないというのはどうなのかなと個人的な疑問があります。

第3章 日本ほど有望な国は、世界に一つもありません。

日本の格差論は嘘。最もお金持ちな日本。犯罪の少ない日本。1億以上の人口を抱える大きな国内市場。単民族国家日本。このようにポジティブな面ばかりが強調されます。最後の一撃は、日本は国内市場のことだけを考えていけばいい、英語を勉強する必要はないという提言です。ちょっと大げさかもしれませんが、的をついています。一方、高齢者層の格差が問題であること、国民総所得が減少していることの問題点も指摘しています。

第4章 年金制度は心配ありません。

日本の年金制度は世代間賦課方式で受給者に支払われるため、未納率は問題ではない。ただ、経済が失速すると問題。年金よりも、医療福祉の方が心配。


上記の主張をまとめると、


①日本人は日本に誇りを持つこと
②経済成長が第1の課題であること



ということになるでしょう。三橋氏は今度の参院選に自民党から立候補するようです。

高校生でもわかる日本経済のすごさ高校生でもわかる日本経済のすごさ
(2009/08/29)
三橋 貴明

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ドラッカーはベーシック
 先日、ある研究会で『働くことについてのドラッカー的考察』というテーマで発表を行いました。私はいわゆるドラッカリアンではありませんが、昨年の年末から今月の半ばにかけてドラッカーの本を集中的に何冊も読みました。

 ドラッカーの本は分厚く、決してすらすらと読めるような内容ではありませんが、ハマると次々と読みたくなる魅力を持っています。補助教材として、入門書のような本を何冊か並行して読みましたが、原作のもつ圧倒的な思考とドラッカー自身の息遣いは比べるまでもなく、入門書がほとんど価値のないもののように感じられるほどでした。


 ドラッカーの最大の関心は人でした。そして、人の幸福とは社会あるいは会社といったコミュニティとの関係性の中で生みだされるものであるというところから、彼のマネジメント理論は出発しています。したがって、


組織への貢献なくして幸福はない
全体目的を果たして個人目的も果たされる



すなわち


「働く」ことなくして幸福になることはできない


ということになります。したがって、失業が増えることはこのましいことではありません。ちなみに、今若者の間でボランティアが盛んのようですが、組織に貢献するというのは何も会社である必要性はありません。NPOでもサークルでもいいのです。私はこの現象を見て、ドラッカーの言うところの「組織、社会への貢献」対する人間の本性を見るような気がします。


「働く」人にとってドラッカーはバイブルです。

ちなみに、ドラッカーがはじめての人は次の3冊がお勧めです。短い金言集のようなものもありますが、まとまった文章になっているもののほうがドラッカーの懐に入ることができるのでいいと思います。


プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))プロフェッショナルの条件―いかに成果をあげ、成長するか (はじめて読むドラッカー (自己実現編))
(2000/07)
P・F. ドラッカーPeter F. Drucker

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マネジメント - 基本と原則  [エッセンシャル版]マネジメント - 基本と原則 [エッセンシャル版]
(2001/12/14)
P・F. ドラッカー上田 惇生

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ネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまるネクスト・ソサエティ ― 歴史が見たことのない未来がはじまる
(2002/05/24)
P・F・ドラッカー

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安売りはイノーベーションか
 ここのところ、日本橋のオフィス街でのお弁当の露店ことがマスコミでも大きく報道され、話題になっています。この露店の存在により、ビルの中に店舗を構える飲食店の売り上げが下がって困っているとのことでした。

 お弁当の競争は露店と店舗だけの間に限りません。スーパーと宅配弁当の間でも激化しています。私の知り合いは、ある弁当屋さんの営業をしていましたが、そこをやめました。理由を聞くと、ある大手スーパーが弁当の安売りを始めたため、法人顧客が激減したらしいのです。


大手スーパー  290円
宅配弁当    390円



 宅配弁当は400円を390円に下げるのがせいっぱいとのことでした。もちろん、価格以外にスイッチの原因はあると思いますが、お弁当というのは、どこも似たり寄ったりの素材と味なので、100円という価格の違いは決定的です。この会社では、給料の高い社員が何人も解雇されてしまったそうです。

 安売りは、顧客にとって魅力的であることは言うまでもないですが、本当に社会の幸せにつながるのだろうかと思ってしまいます。周りの会社を潰し、失業者を増やす。自ら不景気を作っているようなものです。


 新浦安駅前のショッピングセンターに、半年ほど前に250円弁当を売る中華弁当屋さんがありました。店にはお弁当が山高く積まれ、12時になるとビジネスマンたちが列を作って並び、飛ぶように売れていました。先日リニューアルの工事をしていましたが、新しくできた店舗はお寿司屋さんでした。採算が合っていたかどうかはわかりませんが、私はかなり無理をしていたのではないかと思います。


安売りは自分の価値を下げる
倍の労力が必要になる
商品以外のところに気を配らなくなる
従業員のモチベーションが上がらない


これは、大手スーパーで直接弁当を製造したり、販売する人たちもおそらく当てはまります。


お弁当のように、製造に労働集約性が必要とされる商品の安売りは戦略とは言えません。


イノベーション(創造的破壊)ではなく、ただの破壊です。
作業現場の知識労働
 市場というところは、非常に労働集約的なところです。もちろん、IT技術は経営のいたるところに活かされていますが、時間とともに腐っていく青果物を扱うためには、正味、選別、パッケージなどの肉体労働は不可欠です。

 
 製造業のように納期まで十分な時間がないのが、この業界の大変なところです。こなせないような量の仕事も時間内にこなさなければなりません。おそらくほかの業界から転職してきた人はつまずくと思います。私もこの業界に入ってから何度も悩んできたものです。私の会社のスタッフは日本人ばかりですが、日本人の仕事のやり方では仕事が間に合いません。したがって、中国人のいる会社に仕事を依頼しています。


日本人はいかに楽をして時間を稼ぐか
中国人はいかに多く仕事をこなしてお金を稼ぐか


 残念ながら、日本人の仕事のスピードは、中国人の半分です。先日、同じ仕事を並列のラインで行いましたが、私はショックを受けたものです。品質は同じレベルです。責任者としての責任を感じてしまいました。動きを見ていると、中国人の動きには無駄が全くありません。隊列を乱さない軍隊を見ているようです。

 ドラッカーは知識労働について3種類あると述べています。

①仕事の成果が純粋に質で問われる知識労働。研究、編集、放送など
②仕事の成果が質、量ともに問われる知識労働。店員。技師、広範囲にわたる
③その成果が肉体労働と同種の仕事。質は制約条件であり、成果は量のみで問われる。作業的労働


このドラッカーの定義にあてはめると、中国人たちの仕事は肉体労働であるが同時に③の知識労働を果たしていると言えます。日本人が頭から「できっこない」と思う仕事を、こなす中国人は知識労働を同時に行っていることになります。逆に、日本人は文字通りの肉体労働しかしていないことになります。

 今の世の中を見渡してみて、おそらく同じような現象が他の業種でもみられるのではないかと私は予想しています。
年頭所感
 新しい年2010年を迎えました。遅ればせながらあけましておめでとうございます。昨年は公私ともさまざまなことがありましたが、ことしはどんな年になるのでしょうか。

 昨年は、個人的には新居の購入という前進はしたものの、それ以外の部分ではなかなか思うように物事を進めることができませんでした。真摯さとチャレンジ心をもって今年は目標を達成していきたいと思っています。

 先日、大学時代の友人から年賀状をいただきましたが、4人目の子供が誕生したと記されていました。4人の子育ては大変だと思いますが、年賀状の文面からは素直な喜びの思いが伝わってきました。私は何かとても大切なものを教えられたような気がしました。

 今、子供手当が注目されていますが、その是非をめぐってさまざまな議論がなされています。


経済的不安があるから少子化問題が起こる
子供手当よりも先に雇用機会が重要だ
子供手当の財源が問題だ
子供手当はばらまきにすぎない
女性の働く環境を改善すべきだ
子供を多く生めばいいっていう問題ではない


 実に多くの専門家、有識者といわれる人たちがブログなどで持論を展開していますが、そのほとんどが経済的な観点からしか、子供の存在を見つめていないのではないかと感じることがあります。すなわち、子供手当という言葉が、独り歩きしてしまっているのです。子供手当の背後には少子化の問題があり、非婚化の問題があります。そして、もっと深いところには、

子供を産み育てることの価値
結婚の価値
家族であることの価値


に対して真摯に向き合う問題があります。ここの部分は定量化できないので、個人的な問題として避けられてきました。定量化できるのは、生活基盤に直結する経済的側面しかありません。豊かさを客観的に表せるものは、定量化できるものしかないので、どうしても経済的側面でばかりに私たちの意識は行ってしまいます。

 私が先にあげた価値を仮に定性的側面と言うならば、この定性的側面と経済の定量的側面は、箱の中身と外装の関係にあるということができます。箱の中身は外からは見えないので、ブラックボックス状態です。

 この関係はまたソフトとハードの関係であるとも言えます。20世紀はハードの時代でした。ITも科学技術もハードに過ぎません。ハードだけでは決して幸せになれないことはだれもが知っている事実です。もちろん、ハードは重要で、ハードの欠陥がソフトに重大な影響を与えるので、経済的側面の改善は欠かすことはできません。従って、ソフトとハードの両面セットでの問題解決が必要です。



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