やっちゃば士の経営を楽しむブログ
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やっちゃばの士

Author:やっちゃばの士
井上敬裕
1972年生まれ
千葉県浦安市在住
岡山県出身
血液型O型
家族;妻、長女、二女、三女
趣味;クラッシック音楽鑑賞

とある青果会社の管理職をしています。

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3つ子の魂100まで
 「3つ子の魂100まで」我が家においては、乳幼児期の子供の教育において、親の与える影響が大きいと考えています。妻は専業主婦として毎日3人の子供とともに過ごしてきました。したがって、稼ぐのは私だけで、我が家のエンゲル係数は結構高いです。

 ここのところ、人の資産価値という概念が登場することが多いようです。専業主婦は、お金を稼いでくるわけではないので、短絡的に見れば、資産価値はゼロということになるのでしょうか。

 未婚率と少子化の上昇により、昨年は『婚活』という流行語も生まれました。結婚するカップルが増えるのはいいことです。昨年ブログで『婚活時代』という本も紹介しました。ただ、ある種の違和感をこの本を読んで感じたのも事実です。それは、婚活を就職活動と同じ目線で捉えているということです。就職活動では自らのセールスポイント(能力、資格、経験など)を売り込み、企業にどれだけの経済的効果をもたらすことができるかという高い期待値を与えることが必要です。結婚をこれと同じ目線で捉えるということは、パートナーにどれだけ高い経済的な期待値を抱かせるかが結婚の目的のようになってしまっているということなのです。

 したがって、この『婚活』にはキャリアしか参加できないというハードルがあります。著者の白河さんの別の著書に『キャリモテの時代』というのがありますが、キャリアとキャリアの生み出すお金を稼ぐ能力がなければ、婚活の土俵にも上がれないということになってしまいます。

 また、婚活で成功して結婚できたとしても、子供を作らない人もいます。なぜなら、子供を育てるということは、自分を否定することだからです。自分の好きなことができない、キャリアの妨げになると考えるからでしょうか。DINKS(ダブルインカムノーキッズ)やTINKS(トリプルインカムノーキッズ)が増えているようですが、育児制度が充実していないというのは、子供を作らない本質的な理由ではないと私は考えています。

 さて、話を資産価値の話に戻したいと思います。専業主婦は資産価値がゼロなのでしょうか。もちろん働く能力はありますので、キャッシュを生み出す能力を資産価値と考えれば、ゼロというのはありえないでしょう。それでは、キャリア女性(働きながら子供を預ける女性も含む)とキャリアのない専業主婦の資産価値は大きく違うのでしょうか。

 この両者の違いは、仕事に時間を投資するか、育児に時間を投資するかの違いであるとも言えます。現在から定年退職までのキャッシュフローは断然キャリア女性の方が上です。ところが、2代、3代と後孫の世代までのキャッシュフローを考えると、どちらが上か答えを出すのが難しくなってしまいます。子供がどのように育って、どのような家庭を築くかはわかりません。つまり、個人や夫婦、家庭という次元での資産価値は予測ができても、後孫を含めた家系という次元での資産価値は予測ができないのです。

 「3つ子の魂100まで」という言葉について、この言葉は「愛情の豊かさ」「情緒の安定」が何よりも人間の心のベースになるということを教えてくれていると私は考えています。十分な光と水と栄養を受けた植物が豊かな果実を実らせるように、十分な愛情を受けて育った子供は豊かな人格を実らせます。母親以上に自分の子供に愛情を注げる存在がいるでしょうか。そうでない母親がいるのも事実ですが、祖父母も、保育園の先生も母親の愛情には勝てないものです。犬でも人間の愛情があるかないかわかるのです。ましてや、人間の赤ちゃんはどれほど愛情を敏感に感じ取っているでしょうか。おそらく、大人の想像以上に感じているのではないかと思います。

豊かな愛情とそれを軸にした情緒の安定

は、頭がいい人もそうでない人も身につけることのできる平等な人間の心のベースです。逆に言えば、様々な能力はこのベースの上に乗ってこそ力を発揮できるのです。頭が良く、収入が多くても幸せを感じることができない人が多いのは、このベースの部分に問題があるからと言えるでしょう。

 今の時代多くの人が少ない勝ち組を目指して、自己啓発に取り組んでいます。勝間和代さんはそんな人たちにとって明確なベンチマーク的存在ですが、著書『起きていることはすべて正しい』の中で4つのパーソナル資産の重要性を上げています。

4つのパーソナル資産
経験
技術
お金
人脈


勝間さんの哲学のキーワードは上記のように「自立」です。会社や地位などの固定的な資産(ストック)に依存するのではなく、自らの能力、創造力という資産こそ重要という考えです。この考えはすばらしいと思いますが、勝間さんがどのような読者を想定してこのような考えを展開しているのかということを考えてみると、キャリア人やある程度知的なレベルの高い人の姿しか浮かばないのが正直な私の感想です。語弊があるかも知れませんが、これは強者の思想です。想定外の人たちのことについては、別の方法(福祉や寄付)で取り組んでいるようですが、先に述べた「婚活」と同じように何か本質的なものにたどり着けていないように感じてしまいます。

 資産という言い方が正しいかどうかわかりませんが、大切なもの(資産)の価値観はより本質的なところへと、これから変化していくと私は考えています。つまり、パーソナル資産はより本質的な価値へ向かっての過渡期な時代の価値観なのではないかと。

地位、身分や不動産などの固定資産→パーソナル資産→新しい資産

 

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この記事に対するコメント

やまいもさん

確かに女性のキャリアの問題は難しいと思います。
手に入れるものがあれば、失うものもあるというのが現実でしょうか。

【2009/04/02 17:53】 URL | やっちゃばの士 #- [ 編集]


今回のコラムは、はっとしました。
本当にすばらしい内容でした。

私も勝間さんの本は、いくつかよんでいて
すばらしいなぁとは思っていました。

が、

どんなすばらしいメッセージにも落とし穴はあります。

確かに、強者の思想ですね。

ご指摘されている内容は、
女性問題のもっとも難しくデリケートな問題だと思います。

キャリアを持つ人が全員問題があるわけではないですが、
安易にキャリアを持とうとする女性がもっとも陥りやすい問題だと思います。

古い価値観だといわれようが、深く愛情を注ぐことは
本質的に重要ですね。

で、本質的に重要だからこそ
女性のキャリアの問題はいつも難しい。。。





【2009/04/01 22:08】 URL | やまいも #- [ 編集]


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