やっちゃば士の経営を楽しむブログ
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やっちゃばの士

Author:やっちゃばの士
井上敬裕
1972年生まれ
千葉県浦安市在住
岡山県出身
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家族;妻、長女、二女、三女
趣味;クラッシック音楽鑑賞

とある青果会社の管理職をしています。

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セブンイレブンの廃棄ロス問題について
 セブンイレブンのFC(フランチャイズ)加盟店が消費期限の迫った弁当などを見切り販売することに、フランチャイザーのセブン-イレブン・ジャパンが制限を加えようとしたことに対して、公正取引員会から独禁法違反の疑いを指摘された件について。本日、セブン-イレブンジャパンは期限切れ食品原価の15%を本部で負担すること決定しました。

 素早い決定に私は少し驚きを感じました。おそらく、フランチャイジーの経営の悪化と不満がこれ以上大きくなると、セブンイレブンの収益とブランドの低下を大きく招くと判断したためでしょう。おそらく食品廃棄の問題はブラックボックスになっていたのではないでしょうか。それが、今回の公正取引委員会の指摘で明るみに出たということです。食品廃棄の問題は食糧難に逆行するという人道的な問題でもあり、本部からすれば、世の中に明らかにされたくない実態を世の中にさらされたようなものです。

 今回の問題は現在のビジネスの次のような問題を改めて提起しています。

①フランチャイザーとフランチャイジーの格差問題
②経営と廃棄ロスの問題


①について。フランチャイズビジネスは本部(フランチャイザー)が加盟店(フランチャイジー)に営業権や経営ノウハウを提供し、加盟店(フランチャイジー)からロイヤルティーの支払いを受けるビジネスモデルです。セブンイレブンの加盟店は総利益の43%をロイヤルティーを本部に支払っています。

 フランチャイズビジネスは知的財産権ビジネスの一種で、俗な言い方をすると「他人に働いてもらって儲ける」ビジネスです。実際に、モノやヒトが動くわけではないので労働の負荷はフランチャイザーとフランチャイジーでは大きな格差があります。私の近所の何店舗かのコンビニエンスストアを見ても、昼も夜もオーナーがレジに立っているのをよく見かけます。「バイトを雇うとやっていけない」というのが彼らの言い分です。

 食品の廃棄ロスの問題は彼らの収益を圧迫します。このロスに対して本部が知らん顔ではまさに泣きっ面に蜂といったところでしょう。ただ、ロイヤルティーの名目が指導料ならば、損益に対しては責任を持つのが筋ではないかと思います。両者の関係は、雇用関係ではなく、業務委託関係です。雇用関係では労働者は労働法によって保護されますが、業務委託関係はもっとドライな関係です。戦争でいえば、本陣と将軍の家紋をつけた鉢巻をまいた兵士の関係でしょうか。フランチャイジーと痛みを共にするフランチャイザーの在り方が問われてくると思います。

②について。本部側は今回、見切り品の販売について、ブランドイメージの低下と価格競争を回避するために制限しようとしました。これには一理があります。コンビニが価格競争に巻き込まれてしまったら、コンビニの経営自体が厳しくなるからです。食品廃棄ロスは改善できても、全体の収益が悪化してしまう可能性があります。「木を見て森を見ず」とでも言ったらいいでしょうか。したがって、今回FC本部も廃棄ロスのコストは負担するが、見切り販売は認めないという姿勢をとっているのが印象的です。

 豊作貧乏という言葉があります。野菜が取れすぎると、価格を維持するために畑で過剰な野菜を廃棄してしまうのです。「もったいない」ことですが、市場経済の下で、利益よりも「もったいない」という道徳を優先してしまうと、もっと利益が小さくなりサプライヤーの生活を圧迫することになってしまうのです。食品廃棄ロスの問題もこのしくみと同じです。

経営と道徳(人道)の間で揺れる食品廃棄ロスの問題

 この問題は青果市場で働く私からすれば極めて身近な問題です。夏になると本当に多くの青果物がスーパーから返品されてきます。「もったいない」と思うのですが、これらは廃棄されていきます。会社では人道上よりも経営上の選択が優先されます。これは、食品を扱う産業に携わる者の宿命とでも言えるのでしょうか。今後この2つの問題をもっとうまく妥協させることのできるアイデア、システムができることを期待します
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