やっちゃば士の経営を楽しむブログ
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やっちゃばの士

Author:やっちゃばの士
井上敬裕
1972年生まれ
千葉県浦安市在住
岡山県出身
血液型O型
家族;妻、長女、二女、三女
趣味;クラッシック音楽鑑賞

とある青果会社の管理職をしています。

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太宰治と情緒
 太宰治がここのところちょっとしたブームになっているようです。先日図書館に行ったときのこと。太宰治の特集が組まれていました。どうやら、今年の6月は太宰治の生誕100周年に当たるそうです。ところで、太宰治という人物が生誕100周年記念と、その業績を評価されるに値するかどうかということは人によってずいぶんと意見が分かれるのではないでしょうか。

太宰作品を学生のころはずいぶん読んだものでした。『斜陽』や『人間失格』と言った晩年の果てしなく絶望的な作品はさすがに好きではありませんでしたが、中期のユーモアと情緒豊かな作品を好みました。新潮文庫の黒で統一された表紙がとても魅力的で、商店街に昔からある書店の、ちょっと古ぼけた文庫棚から黒の太宰シリーズを手に取るのは無上の喜びでした。

 あれからもう十数年以上がたちましたが、学生時代のあるときから私は文学に別れを告げました。文学とくに日本の小説は人を幸せにできないと思うようになったからです。音楽や美術と文学は一線を画していると私は考えています。

 論理よりも情緒

太宰の作品に対して、私は論理よりも情緒を求めていました。太宰の作品は本当に情緒的だと思います。情緒的な要素は人の心に潤いを与えます。情緒的な要素のない世界はきっと理屈的で殺伐とした世界になるでしょう。しかし、論理のない情緒は、その針が負の方向にどんどん振れていくと、無秩序、すなわち退廃的でアナーキーな方向に暴走してしまう危険性もはらんでいます。

 太宰作品を好む日本人は情緒的な存在なのだと思います。太宰治の根強い人気をみて、私の心に浮かんだのが、次の2冊の新書です。

藤原正彦『国家の品格』(2005年)
鈴木光司『情緒から論理へ』(2009年)


 両者ともに、論理と情緒のバランスのとれた状態が望ましいとした上で、現代の日本人、社会には前者は論理よりも情緒、後者は情緒よりも論理の必要性があると説きます。確かに、

情緒のない論理だけの世界は潤いがない
論理のない情緒だけの世界は秩序がない

とてもいびつな世界になるでしょう。だから、私はどちらの主張も正論だと思っています。情緒が先か、論理が先かというのは「鶏が先か卵が先か」と言うのと同じ問題です。

論理は方向性
情緒は波動


であり、どちらも必要です。ただ、太宰作品を見ると、論理の大切さを感じてしまいます。今世の中は不況であり、全体的に先行きに不安を感じている人が多いと思います。そういう意味では、今の時代においては鈴木氏の主張のほうが説得力があると思います。

国家の品格 (新潮新書)国家の品格 (新潮新書)
(2005/11)
藤原 正彦

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情緒から論理へ (ソフトバンク新書)情緒から論理へ (ソフトバンク新書)
(2009/03/17)
鈴木 光司

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Re: タイトルなし
やまいもさん

やまいもさんのいう自己との対話は、この両者の暴走ストッパーとしてとても有効だと思います。
【2009/07/03 23:56】 URL | やっちゃばの士 #- [ 編集]


>論理のない情緒は、その針が負の方向にどんどん振れていくと、無秩序、すなわち退廃的でアナーキーな方向に暴走してしまう危険性もはらんでいます。


本当に、その通りですね。

この「暴走」をとめるストーパーのようなものが
必要なのでしょうね。


論理にてしても、情緒にてもいずれも行き過ぎることがままあります。
この行き過ぎを、ちぇっくする注意深さといったものが大事なのでしょう。


【2009/07/03 22:20】 URL | やまいも #- [ 編集]

Re: タイトルなし
ささがわさん

実は私はこの本を読むまで、鈴木光司さんがどのような人なのか知りませんでした。
いい本なので、多分図書館においてあるのではないでしょうか。どうしても借りたいんでしたら、お菓子と一緒に贈りますよ。
【2009/07/03 19:50】 URL | やっちゃばの士 #- [ 編集]


鈴木光司さんがこのような本を書かれてるとは意外です。
機会があれば・・・貸して下さい(笑)
【2009/07/03 15:44】 URL | ささがわ #- [ 編集]


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